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金沢が目指すこと・・・交通実験を手伝って感じたこと |
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1. 金沢の悩み |
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金沢は、わが国の地方都市のなかでももっとも魅力ある都市の一つに数えられます。兼六園、香林坊、犀川、武家屋敷の町等々、金沢に行ったことのない人でも金沢と言えばイメージできるキーワードが沢山あります。その金沢が今悩んでいます。市街地の拡散、都心の停滞、それに伴う公共交通の衰退です。このまま放置すれば、兼六園はあるけれど魅力ある盛り場はなく、ありとあらゆることが自動車を使わないとできない、そういう都市になってしまいそうです。わが国の多くの都市は、既にそうなっています。しかし、金沢は力があったのです。そのため、今でも大きな魅力を、住む人にも、訪れる人にも感じさせています。しかし、次第にどこにでもある平凡な都市になり下がりそう、これが金沢の悩みです。 |
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2. 公共交通の再生が鍵の一つ |
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この悩みを解決する道は遠いと思われます。市街地がコンパクトに凝集し、都心にも人々が住み、多くの観光客が訪れ、様々な都市産業が活力を持っている、これが回復すべき健康な金沢の姿です。このために、様々な施策が総合的に展開される必要があると考えられますが、その中でも公共交通の再生は鍵を握っています。このために、今金沢は頑張っています。2000年の秋、都心を貫通するもっとも重要な道路から自動車を閉め出し、バスだけを通すという実験を行いました。実験メニューは他にも沢山ありましたが、これがハイライトでした。この実験は、公共輸送機関のバスを活性化し、誰でもが現在よりも容易に都心に来られるようにするためのシステムを、現実の金沢に現出させて、問題点や市民の意識を探ろうとするものでした。 |
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3. 実験は成功、しかしこれからが大変 |
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実験は大きな混乱もなく実施されました。予想していた通り、かなりの方が自動車からバスに乗り換えてくれました。また、アンケートの反応も多数がこの試みを支持していました。しかし、実施となると難しい問題が沢山残っています。道路の歩道に接した車線をバスが占拠しますと、貨物配送車の停車が難しくなります。しかし、都市にとって物流は欠かせないものです。こうしたことを一つ一つ解決し、望ましい都市像と突き合わせながら現実に向かって少しずつ歩いて行くということでしょう。これからも、色んな角度から、金沢の都市再生そのものに関わって行きたいと思っています。 |